●実験001●  プロクソンのミニサーキュラソウで1mm升目のグレーチング(すのこ)を作ってみる。
●すでにスーパーサーキュラソウがあるんですが…プロクソンのミニサーキュラソウをもらっちゃいました。

とってもちっちゃいです。

で、早速、改造しちゃいました。ミニサーキュラソウは、3,500回転で固定されています。

そこで、赤矢印部分、秋月電子のトライアック万能調光器キットを使って0〜3,500回転まで、無段階で調整できるようにしました。

ネットでやり方を載せてた方がおりまして、すっかり真似させていただきましたよ。

ミニサーキュラソウだけでは、軽すぎるので、木で台を製作し、下に引出しを付けたよ。

替え刃や、付属品を入れとくのに便利です。

ミニサーキュラソウの丸鋸刃は、アサリが1mmです。これを利用して1mm升目のグレーチングを作れないかと…

早速、ジグを作ってみましたよ。赤矢印に注目!

ミニサーキュラソウ用のスライドテーブルです。

ミニサーキュラソウは刃の高さが調整できません。

刃の高さを計ってみると12mmです。

5.5mm厚のシナベニヤ2枚を組み合わして、厚さを11mmにしてスライドテーブルを作りました。

これでミニサーキュラソウの刃は1mm出る事になります。

こちらはジグの裏面ですよ。
ミニサーキュラソウに乗せるとこんな感じネ。

まあ〜…なんともかわいいスライドテーブルですこと。

ミニサーキュラソウの鋸刃が1mm出てるのがわかるかな?

このスライドテーブル、白井一信さん著の帆船模型製作技法の104ページに載ってる「材料の精密な送り装置」が不要で丸鋸盤で比較的簡単にすのこを作る事ができる方法の応用です。

鋸刃から1mmあけて1mm角棒をタイトボンドで接着し、ガイドとしてます。

グレーチング(すのこ)の材料の仕込みです(笑)

アマティーのマスターカットで、1×2×900mmの桧材を約75mmの長さでカットしていきます。

カットした桧材の両端を接着していきます。
両端を接着して1枚の板を作り、マスキングテープで裏打ちします。
ガイドの棒材に合わして、最初の溝を彫ります。

最初に彫った溝をガイドの棒材に合わして2本目の溝を彫ります。

後はこれの繰り返しで溝を彫って行くよ。

溝がわかるかな?
五本ほど、溝を彫って確認してるの図です。
最後まで溝を彫りました。

洗濯板みたいですね。

最後に接着した両端をカットしてグレーチング材料の完成ですが、両端をカットした時に片方の端に色付けしときます。私は黒のマジックで色を付けました。かなりかすれぎみです(笑)
グレーチング材料を組み付けていきます。ぴったし合いますよ。

接着剤を使わなくても大丈夫なくらいぴったり合います。なので接着剤を使ってません。

黒く塗った端は、同じ方向とするためです。「材料の精密な送り装置」を使ってないため、微妙に溝の位置が違うのでグレーチング材の方向を揃えないと微妙に合わなくなります。

力技で組み込む事もできますが、升目の間隔が狂ってきますので、必ず方向を揃えた方がいいでしょう。

横長のグレーチングができました。
サンドペーパーをかけて綺麗にしましたよ。
約1mm升目のグレーチングです。「材料の精密な送り装置」を使わなくても、簡易スライドテーブルでなんとかできました。

微妙にずれているけど、定規が無ければわからないと思います。

木製帆船模型に十分使えますね。

ミニサーキュラソウであと、どんな事ができるだろうね。思い付いたらいろいろ実験してみようと思ってます。
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