サイレントメアリー号 製作記
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■サイレントメアリー号

パイレーツオブザカリビアンの「最後の海賊」の映画を封切り日(2017年7月)に観てきました。

もうね、サイレントメアリー号が気になってしょうがない。

そこで、ネットでサイレントメアリー号の資料を探して、少ない資料なりになんとか図面を描けるくらいにはなりました。

ネットで探した資料画像を上から貼りこんでます。

興味のある方はご覧になって下さい。

ところで、ここのサイトを中国人のサイトと紹介しているのを、海外のサイトでみつけた。

違うんだな…私は日本人だ。間違った紹介はやめてくれ。

この映画の背景は17世紀の中ごろのお話しらしい。実際の史実では、この時代にこんな大きな船はなかっただろうし、ラット(舵輪)はまだ発明されてないはず……娯楽映画でフィクションのお話なので帆船の艤装やリギングが、史実の帆船とは違う箇所があります。史実にあわせると映画に出てきた帆船とは違う物ができてしまうかも?。

映画のサイレントメアリー号を作っていくので、史実とは違う艤装やリギングになるでしょう。

史実に合わないと怒る方がいるかもしれませんね。(笑)

娯楽映画でフィクションの17世紀中ごろのお話しです。史実の17世紀中ごろのお話しではないからね。

また、逆に史実に忠実に合わしたサイレントメアリー号を作るのもよいでしょう。たしか、誰か作ってたはず。

キットにないフィクションの帆船です。フルスクラッチで自由に作っていけばいいでしょ。

船尾ランタンとか、側面の塔はCG合成ですね。
サイレントメアリー号のコンセプトイラストです。

フランスの戦艦で砲72門搭載の二層艦ラ・クローンに似てますね。

このコンセプトイラストでは三層の全通砲列甲板を持ち、キャノン砲は一番下の甲板に28門、その上の甲板に26門、一番上の甲板に24門、船首楼甲板に4門、船尾楼甲板に4門、船首両砲塔で4門、船尾両砲塔で8門、船尾トランサム部分に10門、合計108門のキャノン砲で武装している戦列艦ですね。

船尾のデザイン画ですが、大きなランタンがソブレン・オブ・ザ・シーズにそっくりですね。

全体がゴシック建築のお城だし…

船首像のデザイン画です。

上がゴーストシップ前の船首像で、下がゴーストシップの船首像です。

どうやって作ろうか思案中です。

バルサである程度作ってパテ盛りするか、それともバルサを削りこんで彫刻していくか…いや、いつものベースとなるフィギュアを探してそれにパテ盛りで作る。この方が楽です。

撮影用セットの図面です。実際に作ったセットの船体舷側画像とデザイン画を比べてみるとキャノン砲の位置が微妙に合わなかったり…

まあ、娯楽映画に出てきたSFの船だし細かいことは無視しましょ。

これも撮影用セットのデザイン画です。

操舵輪部分がわかるのでありがた〜い画像だね。

この桶がよくわからないです。

ゴーストシップの撮影用セットには、船首側の鐘楼の後ろに2個おいてあるように見えるよ。


なにもないゼロからの出発でなんとか資料が揃い、その資料を見ながら図面を製作しました。

(図面が完成したのは2018年)

設定ではキャノン砲108門くらいの第1級戦列艦なのだそうで、それだと大英帝国海軍のビクトリー号とほぼ同じ大きさになる…

でも、ネットで探してもサイレントメアリー号の全長の設定はでてきませんでした。なのでビクトリー号の全長をサイレントメアリー号の全長にして、1/72にすると140cmはこえる大きさになってしまう…(´・ω・`)b

模型は何とか90cm以内に納めるようにしたいので、サイレントメアリー号の全長を勝手に87〜90mくらい(船体長は65〜69mぐらい)に設定して1/98ぐらにすると模型は約89cmぐらいになる。私としてはちょうど良い大きさなので、この大きさで図面を描くことにしたよ。

人の大きさは約1/72〜1/75に設定しておいた。縮尺表示はノンスケールにした方がよいかもね。

映画のセットは、必ずしも実物通りの大きさに作ってるわけでもないし…

私がわかれば良い図面です。他人が見て「わかんね〜よ。ここまちがってるんでないか?」と言われても、知ったこっちゃありません。

キール、フレーム、フレーム補強板など、作り方はフライングダッチマン号と同じだよ。

フレーム部分ですが、こんなに枚数多くなくてもよかったような…ところどころ間違ってるけど作りながら直していくから図面はこのままだ。この図面を見て作ろうと思ってる方がいたら、自己責任で工作して下さい。間違いをみつけたら自分で直して下さい。

フレーム切り出すのがめんどくさそう…


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製作開始は2019年2月からです。

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2019年5月〜2020年8月まで製作を一回目のお休み。

2022年5月〜2023年10月まで製作を2回目のお休み。

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4mm厚のシナベニヤにカーボン紙を使って図面をトレースダウンして、シナベニヤをカットしました。

使用した道具はバンドソー・電動糸鋸・ジグソー・デザインナイフなど…鋸屑の粉まみれになっちまったよ。

写真は上から…船尾楼フレーム補強板、キール、船体フレーム補助板

1番から14番までのフレーム
15-1番から21番までのフレーム
切り抜いた部品を仮組みしていくのですが、まずはキール側のマストの受け溝の両側に木片を接着して、ほぞ組みにします。

キールの赤矢印部分の両側に木片を接着しました。
赤矢印部分がマストのほぞ組み用の穴になってます。

フレーム・フレーム補強板を仮組です。

写真は左舷側

上から見た写真
斜め前からの写真
斜め後ろからの写真
前からの写真

バウスプリット部分もほぞ組みにしてます。

後ろからの写真

今回はここまでです。まだまだ仮組が続くよ。時間がかかりそうだ……(;^ω^)b
SilentMary-02へつづく!